2012年12月17日月曜日

選挙後に思うこと

今回2012年の衆議院総選挙では自民が圧勝し、自公で衆院の3分の2を超えた。これが示す意味を指摘しておこう。

1 原発が事故前と同様に継続され、市民は放射能の危険と同居し、また処理不能の放射性廃棄物が増加する。また、六ヶ所村の再処理工場を稼働し多量の放射性物質を垂れ流し、いまでも十分すぎるほど余っているプルトニウムを蓄積させる(そのうち核兵器を作ると言い出すかもしれない)。実現不可能なもんじゅにさらに多額の税金を投入する。これに対して、再生可能エネルギーには税金の投入は控えるだろう。
2 格差社会の積極的容認。大企業金持ち優遇の政策を加速させ、貧乏人には自助努力を強要する。
3 旧来型の土建屋に金を渡すことが目的の公共事業の拡大。
4 教育の場に右翼的なイデオロギーを導入し、反対するものを粛清する。
5 靖国神社参拝など憲法の政教分離原則違反を繰り返し、市民に権力への服従を強いるイデオロギーを注入する。

日本の市民は以上のような選択を自ら行ったのである。愚かな行いの報いは自らに振りかかってくるというのに。

2012年12月10日月曜日

原発事故と日本

原発事故についてすっかり忘れている人も多いようなので注意を喚起したい。なぜこの問題が重要なのか。この問題には日本の欠陥が集約されているからだ。
第一。あれほどの重大な事故が起き、また場合によっては5千万の人間が強制移住しなければならなかったのに、もうすっかり忘れてしまっている点。
第二。危機的状況において官僚や東京電力、御用学者がまったく役に立たず、責任回避のみを考えている点。
第三。事故に対して誰一人責任をとっていない点。
第四。マスコミが当時大本営発表を繰り返し、その後も事故の真相を究明しないばかりか、自らの報道に対して全く反省しない点。
第五。原子力村という利権団体を長年維持し、反対派を弾圧し、危険を指摘する声を封殺し続けた点。
このように日本人の悪いところがすべて集約されたのが今回の事故である。
まともな情報源として、小出助教の『原発のウソ』とfukushimaプロジェクト委員会の『FUKUSHIMAレポート』をあげておきたい。
なお、次の選挙で原発推進の政党に投票する人間は深い軽蔑に値する。

2012年10月28日日曜日

タナカsummer(トツゲキ倶楽部)

先日日暮里のD倉庫というところで、またまたトツゲキ倶楽部の演劇タナカSUMMERを観てきた。今回は、個人的には興味がいまいちの家族がテーマということでどうなることかと思ったが、後半にかけて話がそれなりに展開し退屈せずに済んだ。よかったのは、オタクに人気が出そうな感じの高橋優都子の演技と声かな。それと、最後の運動会のシーンは意外と面白かった。改善すべきなのは、前半の展開がやや遅く笑えるところも少なかったところだろうか。それにしても小劇団系の人たちは、経済的にはもうからないだろうに熱意はたいしたもので、そのあたりは頭が下がるかな。次作にも期待したい。横森がんばれ。

2012年9月29日土曜日

領土問題を巡る報道

近頃、尖閣だの竹島だのとさわがしいが、気になるのは、マスコミが領土問題に関し、きちんと歴史的経緯や国際法上の問題について情報提供をしていないということだ、日本政府側の主張についても情報が不十分だが、中国や韓国側の主張の詳細な内容が報道されたことがない。間違いなく日本の領土だというのなら、相手国の主張を十分に紹介したうえで、逐一国際法的な観点から反論すべきだろう。情報も十分提供せず、騒いでばかりいるのは愚か者のすることだ。この点中国国民が政府の情報操作に踊らされ、実は共産党一党支配の正当性に批判が行くのをかわすために中国政府が反日を煽っていることを知らずにいることと程度の差はあっても問題がある点は同じだろう。

2012年9月17日月曜日

最近の政党代表選

このところ、民主党と自民党で、利権を貪るだけのケチな連中が代表選をやっている。まず思うのは、ろくな候補者がいないということである。もっとも、期待する方が無駄なのかもしれないが。もう一つ看過できないのは、マスコミの報道である。日本のマスコミが、政府・大企業の広報にすぎない、腰抜けで無能な人間ぞろいであることは先の原発事故の報道であきらかになったが、今回の代表選報道でも、相変わらずの無能ぶりである。代表選で重要な情報は、候補者の政策や方向性であり、それが選挙目当ての一時的なものかそれとも一応信念(これがとんでもないことが実際は多いのだが)の基づいたものであるのかである。それから、彼らが過去にどのような政策を推進し、その結果がどうなったのかということも重要であろう。ところが、マスコミは表面的で一時的な政策らしきものだけを簡単に紹介するだけで、政治家たちの本性を暴こうとしない。期待できるのは、むしろインターネットなどを通じたフリーや一部の市民からの情報であるが、まだまだ十分なものではない。なんとかなるのだろうか、それとも滅亡への道を行くのか。

2012年7月20日金曜日

超小型モビリティ

最近になってようやく、一人乗り二人乗りの小型EVなどの開発が脚光を浴びている。ただひとついいたいことがある。それは、いま小型EVのターゲットが高齢者をもっぱら対象にしていることである。高齢者用EV開発はそれはそれで結構なことでありどんどん進めたらよいだろうが、忘れてほしくないのは、走りの楽しさや格好よさに重点をおいた、車とバイクを融合させたような小型EVを是非開発してほしいということだ。具体的には、二人前後乗り、最高速度120キロ超、走行可能距離120キロ以上、密閉され雨風が防げること、エアコン装備、という条件を達成してほしい。価格は最初は高いかもしれないが最終的に120万を下回ってほしいものだ。

写真は日産ランドクルーザーとオペルのRAKe。デザインはなかなかだ。

2012年7月2日月曜日

増税するなら相続税を増税せよ

先日衆議院で消費税増税法案が可決された。確かに国家財政は危機的である。しかし、増税すべき対象が根本的に誤っている。増税すべきなのは相続税なのである。1年間で相続される財産はおよそ70兆円である。しかし、課税対象となる相続財産は10兆円程度(これは基礎控除が1相続につき5千万、これにプラスして相続者一人につき1千万が控除されるからである。なお、このからくりを財務省のサイトはろくに説明していない)、実際の税収は1兆円程度である。結局基礎控除の額を減らし課税ベースを広げ、さらに小泉政権が大幅に引き下げた最高税率をあげ、とりあえず、70兆円に対し、せめて30パーセントくらい課税したらどうかと思う。そうすると、相続税だけで20兆円を超える税収が見込め、消費税をそれほど上げなくても財政危機を脱することができる。そもそも、生まれつきの格差が大きすぎるのは問題であるし、いままで金持ち資本家が自分たちに有利なように税制を変えてきているという事実がある。一般市民もこのようなからくりに覚醒し、政治に強力な圧力をかけていくようにならないと、いつまでたっても、だまされ続け、低所得者に不利な消費税を払い続けることになるだろう。

2012年6月18日月曜日

サプライズにもほどがある(トツゲキ倶楽部)

この前、池袋でトツゲキ倶楽部という劇団の「サプライズにもほどがある」という演劇を観た。小劇団系統の芝居は出来のよいものと悪いもので大きな差があるが、この芝居はかなり上出来であると思う。話のストーリーとしてはそれほど変わったことのない恋愛もので、そこに縁結びやという職種が介入するというコメディである。ただ、演出がよいのか、わりとテンポよくそれなりに笑わせながら最後までもっていっている。芝居で退屈させないということはとても大切なことであり、それができているだけで大したものだ。演出は横森文というおばさんだが、結構頑張っている。小劇団では経済的には苦しいだろうが今後も期待したい。なお、出演の高橋優都子という子はけっこうかわいいよ。

2012年5月31日木曜日

大飯原発再稼働?

大阪市の橋下や、関西圏の知事連中は、これまで安全性が確認できないなどとして原発再稼働に反対していたはずであるが、今になって、再稼働容認に変節した。どういうことか。表向きの理由は夏に電力需給が逼迫して停電などになったら困るということであろう。しかし、実態は経済界からの強い要求に屈したということにすぎない。今回の件について思うことは、日本の政治家は、信念を貫き通すとか、筋を通すということができないのかということである。こんなに簡単に前言を翻すような連中は全く信頼に値しない。また、これを簡単に容認する日本社会にも強い危惧を覚える。そもそも日本人で強い信念を持ちそれを貫いている者は極めて少ない。原発問題で有名になった小出助教などは珍しい例である。今回のことを見るにつけ、日本の前途が思いやられる。

2012年5月21日月曜日

福岡市の職員飲酒禁止令

最近、福岡市長が、職員の飲酒の際の不祥事をうけ、職員に対し、1か月間の自宅外での飲酒を禁ずるという要求を行った。これは法的な拘束力があるものではないが、要求すること自体どうなのか。そもそも、職場以外の場で、職務にかかわりのない命令や要求をされるいわれはないのであり、市長の要求は失当というべきだろう。これについて連想するのは、学校の校則である。たとえば買い食いするなとか、映画を見るときには制服をきていけとか学校によって様々なものがある。特徴的なのは、学校外の私生活まで校則で縛ろうとすることだ。このように、本来的に権限外であるべきところまでつべこべ口を出そうとするのは日本の悪しき慣習である。福岡市の職員も小学生程度の扱いを受けているともいえるだろうね。

2012年5月19日土曜日

大阪の橋下と日本人

大阪市長の橋下だが、なぜか世論の支持は高い。実際やっていることは、公務員・教員イジメくらいなことである。たまに、原発反対などのようにまともなこともいうことがあるが、現実に実行していることは、上記のものである。なにしろ、教員が本当に君が代を歌っているかどうか口の動きをチェックさせるような陰険な人物である。橋下の本質は、とにかく自分のいうことに服従・屈服させることを第一義とすることにある。どうしてそうしなければならないのかという目的の正当性は重要とされていない。問題は市民やマスコミが橋下の政策の目的自体を厳しく審査していないことである。これでは、戦前になぜ戦争しなければならないのかという本質的部分を考えることなく、政府に盲従したのと変わりがない。また、目的達成のための手段の不当性も厳しく批判するべきである。なぜ、君が代を歌わないこと程度が懲戒免職というとんでもない帰結を生むのか。橋下のような煽動政治家に支持があつまるのをみると、日本の未来は極めて危ういと言わざるを得ない。最近は公務員の入れ墨問題が話題となっている。確かに日本では入れ墨はやくざを連想させるのであまり良い趣味ではない。ただ、問題は、入れ墨自体は違法ではないということだ。もっとも当該公務員が大阪市に就職した時点で就業規則等で禁止されていれば、規則違反でなんらかの処分は可能だろうが、そうでないとなると、処分は困難だといわざるをえない。単なる感情論ですぐに懲戒解雇だとかなんとかいうのは間違っている。そもそも橋下はもともと弁護士だったくせにバランスのとれた法解釈というのがまったくできていない。弁護士時代から、橋下にとって法は自分の利益を最大化するための方便にすぎず、正常な法解釈などまったく念頭になかったのであろう。

2012年5月18日金曜日

日本の良いもの(トイレと浴室の分離)

最近日本企業も日本経済も元気がない。AV関係メーカなどは総崩れである。ところで、日本のもので、欧米などのものとは異なっていて、かつすぐれたものはなにかないかと考えたのだが、ふと思いついたことがある。その一つは、トイレと風呂の分離であり、また風呂の風呂桶と洗い場の分離である。トイレと風呂や洗面は分離した方が便利だし衛生面でもプライバシー面でも圧倒的に優れている。風呂桶と洗い場の分離も利便性、お湯の経済性、衛生面で優れている。このようなものや考え方こそを輸出したらよいのではないだろうか。欧米人でも分離式にいったん慣れたらおそらくその良さが理解でき、もとの一体型には戻れないのではないか。それにつけても、日本のホテルは間違っている。なぜ、欧米の悪いところをまねして一体型にするのだろうか。欧米のやることは悪いところもまねてしまう日本人の悲しい性なのか。まず、日本のホテルがまず分離式に改めることにより、訪日した外国人に日本の分離式をアピールすべきであろう。なお、今回の書き込みは、ちょっとあたりまえすぎてつまらなかったかも。

2012年3月29日木曜日

東京電力の経営者を告発すべし

東京電力をはじめとする日本の電力会社は、どうしてあんなに厚顔無恥なのだろうか。あれだけの原発事故を起こしながら、十分な対策も検証もしていないのに、原発を再稼働させろとか、経団連や族議員、読売などのマスコミに働きかけて、自分たちの利権を守るために政府の関与を最小限にさせようと画策したりしている。税金で巨額の援助をえてなんとか会社が存続しているのにすぎないのに、リストラもろくにせず、経営者は相当な報酬をもらい、また責任もとろうともしない。去年の原発事故には電力会社の過失があることは明白であるのだから、経営者や原発担当者を業務上過失致死と過失傷害で逮捕し、裁判にかけ、厳罰に処するのが当然なのではないだろうか。いままでそのような動きは一切ないようだが、おそらく政治的圧力が検察警察にかかっているのではないか。またマスコミも、経営者の刑事責任について追及しないのはどういうことなのだろうか。おそらく広告費を餌にしてマスコミをコントロールしているのだろう。日本の市民が歪曲された情報に惑わされず、正常な判断をすることを望む。

2012年3月19日月曜日

中国の電動スクーター

今回上海付近を旅行して感じたことだが、走っているスクーターのほとんどが電動であったことだ。おそらく政府の政策なのであろうが、普及率でははるかに日本を凌駕している。それに比べると日本での電気自動車やバイクの普及速度は遅いと言わざるをえない。現在の日本の世帯あたりの人数を考えると、4人5人のれる車はあまり必要ではない。これからは、1人のり、2人のり、3人乗り、といった小型のモビリティが必要である。特に、雨風をしのげ、かつエアコンを装備している2人のりの車は実用性や経済性が高いのではないか。国も自動車会社も本気でやる気をださないと転落するだけだろう。なお、一人乗りは、セグウェイのような形態のものをもっとまじめに考えたらどうだろうか。

2012年3月18日日曜日

上海旅行


この前、上海と蘇州にいってきた。上海のリニアモーターカーやこの前事故起こして車両を埋めようとして話題になった中国版新幹線にのったりした。特にどうということはなかったが、最高速度はかなり抑えているようだった。上海は高層ビルが多数並びまたやたらと外国人が多いのが目を引いた。巨大市場中国でひと儲けしようというのだろう。上海の人はファッショナブルだなどという報道等もあったが、正直あまり洗練されていない感じである。また上海在住の日本人に聞くと、上海では旅行者などを狙うぼったくりが横行し被害をうける人が多いそうである。しかもぼったくり犯罪者と公安警察が癒着しているため、救済されることは極めて困難らしい。見様によっては警察や軍隊が中国での最大の犯罪集団という見方もできるようだ。上海はそれほど見るところがあるわけでもなく、総合的にはいまいちの印象をのこす上海であった。当分中国は行かないだろうね。

2012年2月15日水曜日

映画 サン・ジャックへの道


この映画は、仲の悪い3人兄弟が、母親の遺言により、そろって巡礼をしないと遺産をもらえないということになったことから、巡礼をする話。ヨーロッパにも四国のお遍路と同じようなものがあるということだ。話の内容はフランス映画らしく大人の鑑賞に堪えるそれなりにエスプリのきいたものとなっているし、巡礼を一か月以上も続けると人間にどのような変化がもたらされるかという点も興味深い。監督 コリーヌ・セロー 2007年 フランス
評価 77点

インフルエンザ

このところの低気温と乾燥のせいか、久しぶりにインフルエンザになってしまった。やはり通常の風邪とは違い、体のだるさが違う。ただ、近年ではインフルエンザのウイルスを抑制する薬があるので、それを初めて飲んだ(タミフル)。確かに飲んでしばらくしたら症状が軽くなったような気がした。文明の進歩に若干感謝。