2012年5月19日土曜日

大阪の橋下と日本人

大阪市長の橋下だが、なぜか世論の支持は高い。実際やっていることは、公務員・教員イジメくらいなことである。たまに、原発反対などのようにまともなこともいうことがあるが、現実に実行していることは、上記のものである。なにしろ、教員が本当に君が代を歌っているかどうか口の動きをチェックさせるような陰険な人物である。橋下の本質は、とにかく自分のいうことに服従・屈服させることを第一義とすることにある。どうしてそうしなければならないのかという目的の正当性は重要とされていない。問題は市民やマスコミが橋下の政策の目的自体を厳しく審査していないことである。これでは、戦前になぜ戦争しなければならないのかという本質的部分を考えることなく、政府に盲従したのと変わりがない。また、目的達成のための手段の不当性も厳しく批判するべきである。なぜ、君が代を歌わないこと程度が懲戒免職というとんでもない帰結を生むのか。橋下のような煽動政治家に支持があつまるのをみると、日本の未来は極めて危ういと言わざるを得ない。最近は公務員の入れ墨問題が話題となっている。確かに日本では入れ墨はやくざを連想させるのであまり良い趣味ではない。ただ、問題は、入れ墨自体は違法ではないということだ。もっとも当該公務員が大阪市に就職した時点で就業規則等で禁止されていれば、規則違反でなんらかの処分は可能だろうが、そうでないとなると、処分は困難だといわざるをえない。単なる感情論ですぐに懲戒解雇だとかなんとかいうのは間違っている。そもそも橋下はもともと弁護士だったくせにバランスのとれた法解釈というのがまったくできていない。弁護士時代から、橋下にとって法は自分の利益を最大化するための方便にすぎず、正常な法解釈などまったく念頭になかったのであろう。

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