船橋洋一という人の書いたこの本を、話題になっていたので一応読んだのだが、ある意味予想通り、下らないものであった。第一に、事故のきちんとした技術的科学的な観点からの解析に欠けている。第二に、菅元総理をもっぱら標的とする情緒的な批判ばかりが目に付く。第三に、最も罪の重い東電と政府の安全委員会保安院への厳しい批判が極めて少ない。それどころか大悪党の会長勝俣を褒めたりしている。第四に、これまでの原発政策を進めてきた連中への言及がほとんどない。
この著者は、元朝日の記者で、民間事故調査委員会を主導したそうだが、やはり民間事故調査委員会は、原発推進派が裏で糸を引いているにではないかと強く疑われる。このような、信用できない本をもちあげる連中も同罪である。
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